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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。
見積り時に重要で、事前に準備できることが図面のチェックです。
最も必要な図面は基礎伏図(きそぶせず)と呼ばれる
建物の基礎の形状・位置・寸法・
そして、この図面から特に梁や杭の位置を確認します。
また基礎リスト・梁リストと呼ばれる図面からは
梁が土間床と緊結されているかどうかを確認することができます。
そのほかにも平面図や断面図・立面図・矩計図など
資料が多ければ多いほど正確に見積もることができるのですが、
たまに古い建物であったり、中古を買ったからという理由で
図面が一切ない場合もあります。
その場合は自分たちで可能な限り現地調査をすることになります。
もう一つ重要なデータはボーリング柱状図と呼ばれる図面です。

画像をクリックして、拡大してご覧いただけます(参考:
ボーリング調査と呼ばれる、地盤に細い縦穴を掘り、
土や岩を採取して地中の状態を詳しく調べる地盤調査の結果が表に
まとめられています。
この結果から地中の土質や地盤の硬さ、
支持層(建物の重さを支える地層)の有無などがわかります。
特に土質は大きく分けると砂質土か粘性土かの違い、
更に腐植土層があるかどうかなど、
地盤沈下の直接の原因になっていることがあるので
必須のチェック項目です。
さて、現地の床レベル測量や空隙量調査、
図面からの情報収集以外にもう一つ重要なチェック項目があります
それは歴史です。
歴史と言っても2つの意味があります。
ひとつは建物がいつ建てられたのか?
そして築年数と同時にそれ以前にもほかの建物が建っていた土地な
あるいは以前は田んぼやあるいは新たに造成されてできた
新しい土地なのかどうかを確認する作業です。
沈下する建物は、
「以前は田んぼだった土地を造成したところに建築しました。」
という例が圧倒的に多いです。
もう一つの歴史とは、
その建物周辺地域の数百年から数万年前までの地盤の歴史です。
今回の現場、群馬県○○市は
関東三大暴れ川と呼ばれる渡良瀬川流域になっています。
現在は周辺が広大な田んぼになっていますが
先ほどのボーリング柱状図からは地盤下20m位のところに
礫層と呼ばれる層があり、
もしかしたら渡良瀬川がこの建物周辺を流れていた可能性がありま
ということはその礫層の上の粘性土層は
川によって流されてきた粘性土が積層して形成された
土地である可能性があります。
渡良瀬川は江戸時代に何度も氾濫を起こして
川の流れを変えて現在に至っています。
すなわち、今回の現場の土地は、
まだ数百年しか経っていない新しい地盤であるということが推測さ
地盤の歴史からしたら数百年はまだ出来立てほやほやの地盤です。
杭は頑丈な支持層である礫層まで打ったとしても、
コンクリート土間床はその下の粘性土が
今後、圧密沈下して、
さらに下がり続けていくリスクを伴っている土地と言えます。
このような地盤上に建物を建設するには
それなりの土間床構造を設計して建築する必要があります。
構造スラブにするとか地中梁を密に入れるとか、
表層改良を十分行うとか、ということです。
床が沈下したということはどこかに問題があったかもしれません。
通常は建築設計事務所が構造の専門家と共に設計するので問題はあ
しかし、問題はその後に起こります。
それは・・・・・。