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2026.07.28ニッポン上げろ!

第620号(2026/7/24発行)ERT

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。

一昨日の水曜日、
「企業防災に特化した人命救助訓練ERTプログラム」
を受講してきました。
よくある「火災避難訓練」よりは少しくらい本格的なものかな?
くらいの気持ちで、
何か役に立つ情報を吸収してこようと思って参加してみましたが・・・。
実際は超本格的(現実的?)なリアルな人命救助トレーニングでした。

午前8時半に受付をすると、
「B班です。」
と班分けを指示されます。
A班とB班の2グループに分けられるようです。
会場内も写真のように横4列のテーブルで
真ん中から左2列がA班、右がB班という感じに分けられています。

B班の席に座るとテキストのほかに
「救出シミュレーション」の役割表があり、
私は救護班(MED)の記録・計画担当に割り振られていました。
そのほかにも現場指揮班(CP)、救助班(RES)の3班構成です。
記録担当の役割説明書を読むと

1.    通信内容、活動記録(時間記録シート)を残し、
次のチームまたは公助への引き渡しのため所定の用紙に記録を残します。
などの説明が延々と書かれています。

計画担当も同じです。
1.    最新情報を状況共通認識図にポストイットを用いて・・・。
2.    情報分析、活動計画策定を担当し、・・・。
などなど、
「えっ!こんなのやったことないし、
なにこれ、わかんない。」
と急に不安になってきました。

会場に集まった受講者はみんなそれぞれの担当に振り分けられ、
それぞれの役割が説明書に書かれているのですが、
どの担当も難しそうなものばかりです。
午前9時から講義が始まります。

講義中にも実技があります。

昼食後も引き続き講義があり、そして
ERT総合演習「救出シミュレーション」の体験が始まります。
先ずA班が被災者役になります。
そしてB班がERT(Emergency Response Team)として組織されます。

現場指揮班(CP)には
指揮官、通信担当、記録担当、計画担当の4名
救助班(RES)には
RES1L、RES1,RES2、RES2、RES3、RES3の6名
(安全管理技術としてバディシステム⦅常に2人が組になって
相互確認、助け合いながら行動し事故を防ぐ非常に有効なシステム⦆)

救護班(MED)には
救護班L、通信担当、記録・計画担当、市民トリアージ、赤担当、黄担当、緑担当の7名がそれぞれの任務にあたります。
記録・計画担当である私は、
通信担当と赤・黄・緑担当との間でコミュニケーションを取りながら働きます。
そして救護班Lとも絶えずコミュニケーションをとっていきます。
災害時における「情報」を統括する重要なポジションです。

ちなみに災害時における「市民トリアージ」とは
負傷者の状態評価(怪我の具合等)を行い、医療機関への搬送優先順位の決定のことを言います。
負傷者(赤)は重症群用、負傷者(黄)は中等症群用、
負傷者(緑)は軽症群用、となります。
そして負傷者(黒)は無呼吸者用です。

通信担当者はトランシーバーを使いながら
現場指揮班(CP)とコミュニケーションを取りますが、
それ以外にもCPと各RESとの通信状況が
別のトランシーバーから聞こえて、
情報が錯綜してきます。
RESは災害現場で被災者を探索し、応急手当後、搬送します。

救護所へ搬送されてきた負傷者の様々な要求や怒声もあり、
救護所は騒然となってきます。
その中で、記録担当である私に応急手当記録書の内容が
各色の担当者から報告され、
ホワイトボードに記録していきます。

名前・年齢・性別・トリアージ・エリア・症状等を
素早く、正確に記録していかなくてはなりません。
報告を復唱しながら正確に記録しなくては、情報となりません。

1時間弱のトレーニングでしたが、
緊張状態が続き、終わった後はどっと疲労感が出てきました。
実際の災害ではこのレベルよりはるかに環境も悪い中での
極限状態での作業であると思います。
少しでも経験できたことは良かったと思いました。

午前の講義の中で、
私たちが受けるシミュレーション程度はアメリカの高校生レベルだ
教わりました。
近隣の韓国や台湾、もちろんアメリカなどは
もっとERTトレーニングが普及しています。

一市民、一民間企業ができることは限られていますし、
今回私が受講したようなトレーニングを受けたことがある人は
まだまだ少数です。
地方自治体の方を含め、ぜひ多くの人がこのトレーニングを
受講し、さらに定期的・継続的に
トレーニングしていく必要があるのではないでしょうか。
防災においてハード面だけでなく、
このようなソフト面ももっと充実させていかなくてはならないと思います。
新たに設置される防災庁で、
このようなトレーニングの普及も推進してくれることを期待しています。

ERT訓練とは、
企業向けのリアリティのある安全な人命救助訓練です。
企業防災の初動で、人命救助は重要事項です。
救助が来るまでの初動対応として72時間、
災害発生直後に命を繋ぎ留めるための人命救助・応急手当、
指揮・調整等のリアリティのある訓練です。
(参照元: ERT訓練とは | ERTトレーニングセンター株式会社)

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