
| 種別 | 工場 |
|---|---|
| 施工内容 | 圧密充填工事 |
| 施工面積 | 130㎡ |
| 工期 | 2日(8:30~17:00) |
| 機材・材料 | 作業車1台(4tトラック、ウレタン樹脂、発電機、注入機、コンプレッサー、振動ドリル) |
| 使用工法 | アップコン工法 |
今回は、愛知県にある中部地区有数の大型産業機械メーカー様における、新規設備導入に伴う地盤補強工事の事例をご紹介します。 同社は伝統ある高い技術力と情熱を駆使し、ガラス製品製造機械をはじめ、 多様な産業機械の開発・製造・メンテナンスまで一貫したフルシステムを確立されているグローバル企業です。 優れた製品は国内にとどまらず、ヨーロッパ、アメリカ、ロシア、中国、東南アジアなど世界を舞台に活躍されています。 この度、同社工場へ超大型産業機械を新規導入するにあたり、「圧密充填工事」を実施いたしました。 【ご相談内容】 工場内へ新しく導入予定の機械は、寸法10m&6m、重量約40トンに及ぶ超大型産業機械です。 一般的な工場の土間コンクリート床は、耐荷重が1㎡あたり1.5〜3トン程度で設計されていることが多く、 本機械をそのまま設置した場合、床コンクリートが荷重に耐えきれず、沈下を引き起こすリスクがありました。 また、現状の床下に空隙(隙間)は見られなかったものの、地盤の密度については課題があり、 強固な地盤であれば砕石が隙間なく詰まっているものですが、 今回の事前調査においては、写真の通り、建物基礎の下に敷き詰められている砕石の密度が低い状態にありました。※調査時のCCDカメラ画像 超大型機械を安全に支えるには、やや強度が不足している可能性が考えられ、 今回は大荷重に備えてトラブルを未然に防ぐために、 事前に地盤の支持力(地盤が支えることができる最大の力)を高める「圧密充填工事」のご要望をいただきました。 【今回の施工の課題】 対象エリアの周囲では、他の機械設備も稼働しており、 既存のラインや稼働中の設備に影響を与えないよう、慎重な作業が求められました。 また、施工範囲の一部には、以前置いていた他の機械のコンクリート基礎が残ったままになっている部分があり、 これらが地中にあることを踏まえ、注入位置や量を調整しながら臨機応変な施工が必要となる可能性がありました。 【施工のポイント】 アップコンの圧密充填工事は、ウレタン樹脂を注入し、 発泡・注入圧力で密度の低い緩んだ砕石層を締め固める(圧密)アップコン独自の工法です。 「まだ沈んでいないが、これから超重量物を置くため、床下の地盤を補強しておきたい」という 今回のような予防保全の現場に有効な工法です。 また、移動可能なものについては、可能な限り事前に施工範囲外へ移動するものの、 移動が難しい既存設備や床下の旧基礎がある箇所については、削孔・注入位置を変則的に調整し、施工を行いました。
作業車を所定の位置に駐車し、使用機材の準備を行いました。(機器の暖気運転、取付等)
カラーコーンの設置により第三者への安全確保を行い、現況の床高さを把握するため、オートレベルにより測量を行いました。注入ガンの準備を行い、注入ホースを施工箇所まで敷設しました。
注入位置をマーキング後、φ22㎜のドリルにて削孔しました。鉄筋に当った場合は、位置を変えて新たに削孔しています。
原則として1mピッチにて削孔していますが、障害物の有無及び作業条件により、位置を変更している箇所があります。
削孔時は集塵機を使用し、粉塵が飛散しないように、吸引しながら削孔しました。
注入孔に注入管を挿入し、レーザー墨出し器で床の高さを確認しながら注入作業を行いました。
無収縮モルタルにより、注入孔の穴埋めを行いました。施工場所の清掃を行い、注入等で出た廃材、ホースを車輌に積み込み作業完了しています。
今回の施工では、ウレタン樹脂を1㎡ピッチで注入し、アップコン樹脂特有の強力な発泡圧力を利用して 地盤を圧密することによって重量機械設置後も沈下を起こしにくい強い地盤をつくりました。 CCDカメラでもウレタン樹脂が充填されていることを確認しています。![]()
※1枚目:施工前(砕石がゴロゴロ密度が低い状態)・2枚目:施工後(ウレタンを注入し隙間なく充填されている状態) アップコン樹脂は発泡しながら地盤を圧密強化するため、施工後の空洞発生や沈下の抑制に有効です。 「アップコン工法に適合する内容かわからない」「具体的な費用や工期が知りたい」「ウレタンでこんな施工ができないか」など、 ご質問がございましたら、ぜひお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。