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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。
【アップコン起業秘話】第495号(2025/5/13発行)
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「ここの駐車場は広いからね。
将来の2期工事用に土地を確保しているから、
この駐車場スペースに仮設の倉庫を建てたらどうかと提案したんだ
3,000㎡くらいの面積だと、
ここの3分の1弱くらいの面積だから、
この仮設の倉庫に順番に荷物や棚を移動して
倉庫の床も順番に打ち替えて平らにしていく、
というのを繰り返したらどうかっていう提案をしたんだよ。」
「いいですよね。
それだったら、外で10,000㎡
荷物や棚もすぐ隣に移すだけだから簡単そうだし。」
「だろう。
こっちの方が一度に全面打ち替えるよりは問題が少なそうだと思っ
結局これも却下されちゃったんだ。」
「何でですか?」
「全面打ち替えだと工事は半年くらいかかるんだけど、
仮設倉庫の場合は、
仮設倉庫が建ってから1年半くらい工事がかかるんだよ。」
「結構かかるんですね。」
「それだけじゃなくて、荷物や棚を、
結局3回出し入れするから手間もかかるんだ。」
「まあ、3分割すれば手間は3倍になりますよね。」
「で、1番だめだって言われたのは、
センター長が『1日も倉庫を止めることはできない。』って、
一歩も譲らなかったんだ。」
「センター長の立場からしたらそうでしょうけど。」
「元請けも本当に困っちゃって、
僕のところに来て『何とかしてよ。』って泣きついてきたんだ。」
「そうですか。」
「で、松藤君のことを思い出したっていうわけ。」
「ありがとうございます。」
「どう、できそう?」
「うーん、10,000㎡とかやったことないですけど。」
「そんなの、100㎡が100個あるのと同じじゃん。」
「いやいや、そんなに簡単に言わないでください。」
「大丈夫だよ。」
「いや、まだ会社できてないんですけど。」
「だから早く作ってよって言ってるじゃん。」
「まあ、会社の方はこの後、行政書士の先生のところに行って、
明日法務局で登記しようと思っていますから、もう少しですけど。
「うちもさぁ、松藤君が会社を作らないと
当然契約もできないし。」
「えっ、
「それはないよ、さすがに。」
「ですよね。」
「まずは、松藤君がこの仕事をできるかどうかってことだし、
契約は当然その後だよ。」
「わかりました。
まだ、現地も見てないし、
施工できるかどうかもわからないので、
これらの図面をお借りすることってできますか?」
「コピーならいいよ。
うちも元請けから借りてきているんで
この事務所から持ち出すのはちょっとできないんだ。」
「そうですか。」
「松藤君さぁ、
うちのSさんが手伝うから必要な図面に印をつけて
コピーして持って帰ってくれない?」
「いいですよ。
そうしたら必要なページに付箋貼りますから、
そのページをコピーしてもらっていいですか?」
「いいよ。今、Sさん呼んでくるから。」
A1サイズの図面は種類ごとにロール状になっており、
1ロール数十ページのものが10ロールほどありました。
私は1枚1枚確認しながら付箋を貼り、
Sさんがそれをコピーしたり、
時には縮小コピーしたりという作業が延々、