※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。
10年以上も前の話です。
ある店舗がオープンしました。
近隣の住民が待ちわびていた店舗です。
オープン当日は開店時間の数時間も前から大行列となりました。
そして開店後、大勢のお客様で店内はにぎわいました。
大繁盛です。
ところが、たった1週間で客足が急激に遠のいてしまったのです。
どうしてでしょうか?
店長は頭を抱えてしまいます。
さらに悪いことに、
ふたりの従業員が体調不良となり、
店長は私のところへ来て
「早く直してください!」
と強く言います。私も、
「私も早く直したいのですが・・・。」
とあいまいな返事を返すだけです。
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実はこの店舗はオープン時にはすでに10センチも床が沈下してい
私のところに相談に来られたのはオープンの3か月前のこと。
そうです。
オープン前から床は沈下し始めていたのです。
私たちは店舗の施工会社と設計事務所と、
そして店舗の本部とミーティングを重ねました。
何度も何度も話し合いを続けても話は堂々巡りするばかりです。
建設会社は設計事務所が設計した通りに施工したと主張します。
設計事務所は標準的な図面なので、
後は地元の施工会社が地域的な配慮をするべきだと言います。
店舗の本部は早く床を直すようにと言いながら、
このような話を毎回毎回繰り返すだけで
店舗はオープンの日を迎えることになってしまいました。
アップコンはオープン前までに床の沈下を修正できる計画と
見積りを提出していました。
誰もがアップコン工法が1番いい方法だと言い、
誰もがお金は自分の会社は払わないと言います。
私はその結果を店長に逐次報告していました。
店長は他の系列店での活躍が認められ、
初めて店長に抜擢されました。
その初めての責任ある役職で、
真新しい店舗が完成したのにもかかわらず、
真新しい床はひび割れ沈下してしまっています。
その当時、ある有名な電子掲示板がありました。
店舗がオープンするや否や
その掲示板で
「あの店に入ったら気持ちが悪くなった。」
とか
「棚から物が勝手に落ちてくる。」
とか
「ショッピングカートがものすごい勢いで床を滑っていく。」
という書き込みであふれかえりました。
ネットに書かれてようやく店舗の本部が動き出しました。
それは
「
と判断したからです。
オープンから半年後、
この店舗は閉鎖されました。
すでに最大30センチの沈下になっていました。
30センチの沈下した床でショッピングカートを手から離すとどう
地中梁と地中梁の間を、
カートは勢いよく滑り降り、滑り上がります。
まるで遊園地のバイキングのように数分間止まることはありません
30センチも沈下していると
店舗の入り口近くの視覚障害者用の点字タイルは
大きな段差になってしまいます。
ここで障害者の人は立ち止まってしまいます。
あるいは転んでしまいます。
店長はふたりの体調不良になった従業員から訴えられました。
明るい店長としての未来は一瞬にして消え去りました。
私は今、彼がどこにいるかは知りません。
唯一知っていることは
その店舗はオープン半年で閉鎖され、
その後解体されたということです。
沈下した床を放っておいてはいけません。
「ちょっと傾いているんじゃないかな?」
というほんの小さな気づきの時に
「専門家に見てもらおう」と思ってください。
そして、床レベルの測量や床下の空隙量の調査が無料だったら
「これはいい!」と思って専門家に連絡しましょう。
アップコンは
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