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2024.05.17ニッポン上げろ!

第389号(2024/5/10発行)液状化後

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。

先日、
3月16日に行われた新潟市内でのアップコンの沈下修正工事が
産経新聞で紹介されたとご報告させていただきました。
第387号(2024/5/3発行)現場視察・その後

5月8日、
今度は毎日新聞の新潟県内版にも同工事が掲載されました。
WEB版はこちらです。
https://mainichi.jp/articles/20240508/ddl/k15/040/119000c

 

アップコンはウレタンの発泡圧力を利用して
コンクリート床版を土壌から持ち上げ水平化する
「アップコン工法(コンクリート床スラブ沈下修正工法)」
を全国で展開しています。

液状化については東日本大震災以来
新聞やテレビでも何度も報道されてきているので
みなさんもその原理はすでにご理解していらっしゃると思います。
しかし、液状化後の問題については
ほとんど報道されていないのではないでしょうか?

土の粒子と水と空気がバランスをとって土壌を形成していたところ、
地震による大きな振動でこのバランスが崩れ、
土中の空気は大気へ逃げ、
土中の水は土の粒子よりも軽いので上昇し、
一方、土の粒子は沈下します。
非常に粒子の細かい(軽い)土だけが、
水と一緒に地表まで上昇してくるので、
液状化後の地表にはサラサラの土が残っていることがよく見かけられます。

 

それでは、上昇してきた水は、
液状化後はどうなっていくのでしょうか?

コンクリート床版の下の土壌は非常に水分の多い(含水率の高い)
土壌に変わっています。
これらの水分は、液状化によって一時的に上昇してきたものなので、
やがて重力によってじわじわとゆっくり下降していきます。
(水が徐々に引いていくという感じです)
そして、液状化前(大地震前)に近い、
土の粒子と水と空気がバランスをとっている土壌が再形成されていきます。

どれくらいの時間(期間)で再形成されていくのでしょうか?

今回の掲載された新聞記事で関心を持って下さった読者の方から
以下のようなコメントをいただきました。

「同じ石川液状化の被害者です。
そもそも液状化で地盤がやられまだ動いています。
せめて梅雨をこえないとまた動くと思います。
地盤がやられてるので地盤をどうにかしないと意味がないです。」
(原文ママ)

そうですね。
液状化後も地盤はしばらく動いています。
(沈下しています。そして水分が多く含まれたままです。)
液状化が起こると地下水位も一時的に上昇します。
この地下水位は地域によって様々ですが、
元の地下水位レベルまで戻ってくれば第一段階が終了。
地下水位より上の土壌の水分が元の含水率まで戻ってくれば
第二段階が終了で液状化前の状態まで戻ったことになります。
この期間は地域(場所)によって数か月から1年くらいかかります。
少なくとも1か月程度では元の状態には戻っていないということです。
しかし、令和6年能登半島地震から4か月以上経ちました。

アップコン工法を含め、
ジャッキアップによる沈下修正や薬液による沈下修正も
いよいよ本格的に活動する出番がやってきました。

住宅の沈下修正をためらっている方がいらっしゃったら、
地盤の動きに関しては、そろそろ心配しなくても大丈夫です。
(もちろん再度大地震が来れば別ですが)
梅雨を超えないといけないというよりも、
今後影響があるとしたら、秋から冬にかけて、
農閑期の田んぼ近くの住宅や、
河川の水位が下がることによる河川周辺の住宅はまだ影響が残っていることは考えられます。


後、特に新潟県では消雪水のための地下水くみ上げによる影響も考えられるため、
そういう意味では来年の春ごろまで影響はないとは言えないですが、
沈下修正工事自体における影響はほとんどありません。
それよりも傾いた住宅に長期間住み続けている方が
健康障害を引き起こす原因にもなります。
液状化後の地盤についてご心配の方は
アップコンまでご相談下されば詳しくご説明させていただきます。

 

一日でも早い復興・復旧を!

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