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2023.10.20ニッポン上げろ!

第328号(2023/10/13発行)どっち?・その3

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。

 

【アップコン起業秘話】第326号(2023/10/6発行)どっち?・その2の続きです。
【アップコン起業秘話】まとめはこちら

 

 

人生で2回目の職探しといっても、
部屋にこもってパソコンでエージェントに登録するだけです。
先ずはエージェントをネットで探していくつか比較したうえで
3社に登録しました。
自分の履歴や特徴、興味のある分野等、
フォームに沿って入力していきます。
送信したら後は返事が来るかどうかひたすら待つだけです。

1週間ほど経った4月の初旬、
3社から一斉にド~ンと会社の案内が来ました。
全部で15社です。

そしてそのうち1社を除いて14社はすべて外資系の会社でした。
私は特に外資系の会社を希望していた訳ではなく、
外資系の会社が私のような人材を探していたのかもしれません。
アメリカの建設会社、不動産会社、ディベロッパーなどが
日本の企業と組んで新会社を設立し、
その新会社のメンバーとしての採用というのが大方のパターンでした。


日本の大学で建築を勉強し、
さらにアメリカの大学院でインテリアデザインを専攻後、
ニューヨークの設計事務所で勤務。
その後、シドニーの大手建築設計事務所の勤務を経た後、
さらに起業し、経営の経験もある、
というところが共通して評価されていたところでした。
すなわち、このような経験・経歴を持っている人が
日本には非常に少ないから私のことが目に付いたのだと思います。


まだまだ海外で勉強する、働くということはマイナーなご時世です。
しかし、海外から日本へ進出しようとする企業にとっては
海外の経験は「MUST」でした。
1週間程度で15社も候補が出てきたことに、私は少し安心しました。
そして待遇も非常に好条件でした。
すべての会社が年俸で1,000万円から1,500万円を提示してきました。
44歳の私にとっては平均の2倍から3倍くらいの年収です。


エージェントとメールでやり取りをしながら内容を検討して
15社から2社まで絞りました。
3社目は、それら2社がダメだったら受けてみようかな
という会社としてキープしていました。

 


4月の中旬、私は青山通りを渋谷から青山学院大学方面へ歩いていました。
4月らしい、さわやかな好天の日です。


この日は学生時代からお世話になっている建築設計事務所の
I先生とRさんに会って、
近況報告を兼ねて就職先の相談に乗ってもらうことになっていました。
すると、事務所に向かって歩いている途中、
宮益坂上の陸橋付近で突然私を呼ぶ声が後ろから聞こえてきました

 


「松藤さ~ん!」

 

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