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2023.05.12ニッポン上げろ!

第283号(2023/5/9発行)能登震度6強

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。

 

5月5日のこどもの日
石川県珠洲市で震度6強の地震がありました。 
被災者の方々が一日も早く日常の生活を取り戻せることをお祈り申し上げます。

 

石川県能登地方では2020年12月から地震活動が活発化しています。
21年から23年5月4日までに
最大震度5弱以上は3回、
震度4は8回、
震度3は35回もありました。
22年6月には最大震度6弱も観測されています。
能登半島周辺で頻発している地震は群発地震とも呼ばれています。

  
私たちは地震というと大陸プレートの移動によるひずみが原因で起こるものだと
東北大地震の時、何度もプレートが重なり合う図を見て繰り返し聞いてきました。
ところが、今回能登半島周辺で起こっている地震は
ちょっと地震のメカニズムが異なっているようです。
やはり大陸プレートの移動は起こっているのですが
それに伴って地下にある流体(水)も一緒に移動し、
能登半島の地下深くまで送られていきます。
その後、高圧水となった水が上昇し、
深さ10キロ付近の岩盤に入り込んで、
岩盤を押し広げることで地震が発生していると考えられています。

 

水が岩盤を押し広げる?

  
とてつもない力ですね。
で、このメカニズムで地震が起こるとしたら、
これからも絶えず頻繁に地震が起こるということなのでしょうか。

さらに、能登地方・石川県だけでなく、
周辺の県(富山県、福井県、長野県、新潟県、群馬県)にも
その影響は及ぶということだと思います。
また、今回初めて長周期地震動・階級3が観測されました。
長周期地震動は地震の規模が大きいほど発生するそうです。
やはり、東北大地震の時、
私が住んでいるマンションは立っていることができないくらい
ゆっくりと大きく揺れました。
この揺れの強さは4段階で示され、
最大の階級4は、這わないと動くことができないレベル、
階級3は立っていることが困難というレベルだとされています。

 

日本に住み続けていく以上、地震とは切っても切れない関係です。

  
地震を止めることはできないかもしれないけれど、
起こる地震に備えておくことはできます。
今回の能登地方の地震でも残念なことに
全壊した住宅がありました。

でも、避難所が被災したというニュースは入ってきませんでした。

2007年の能登半島地震ではある高校の体育館が全壊しました。
私も地震直後に呼ばれて現地を視察しました。
体育館のフローリングがバキバキに不規則に折れていて
とても館内を歩けるような状態ではありませんでした。
ここは緊急避難所としてこういう時こそ活躍しなくてはならないところなのに
全く使えませんでした。

  
原因は体育館の土間コンクリート下に空隙があったため、
このコンクリート床版が不規則に割れ、
それと同時にフローリングも割れてしまったのでした。
これではイザという時に用をなしません。
常日頃点検をし、不備があれば補強、補修を繰り返し行っていかなくてはなりません。
アップコンには宮城県、福島県の学校から
体育館や教室の床を補修してほしい、
あるいは補修する必要があるのか調査してほしいというご依頼が多く寄せられています。

東北大地震を経験した自治体はやはりその意識が高いと思われます

 

個人ができる備えと、
行政が行う備えは種類が違います。

どちらもそろって地震に備えることによって
初めて不測の大地震に備えることができるのだと思います。
地震大国日本に住んでいても大丈夫、安心と言えるように、
もう一度、自分の家、会社、工場、倉庫、店舗、
そして公共建造物を点検してみてください。

 


補強、補修することによって長く、安全に、安心して生活することができます。

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