施工面積 | 約1,470㎡ |
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最大沈下量 | 40mm |
最大空隙 | 60mm |
エリア | 福島県内にある部品メーカー |
工期 | 11日間 |
東日本大震災の影響で、工場内に沈下が生じた福島県内にある部品メーカー。 工場内や沈下やたわみなどがあちらこちらにあり、土間床が波打っている状況。 また、沈下だけでなく、空隙も発生し、フォークリフト走行の際は振動もありました。 1日も早い復旧のため、短工期で修正できるアップコン工法が採用され、当社にて工事を行いました。
資機材一式を搭載したトラックを所定の位置に駐車し、使用機材の準備をします。
現況の床の高さを把握するため、レーザー墨出し器で測量を行います。
注入ガンの準備を行い、注入ホース(延長約80m)を施工箇所まで敷設します。
注入位置をマーキング後、16㎜(1円玉より小さい穴)のドリルで1m間隔で削孔します。
地盤内に注入されたウレタンの影響範囲は半径1~1.5mのため、アップコンでは漏れなく充填されるように樹脂の注入間隔を原則1mおきに設定しています。
削孔時は集塵機を使用し、粉塵が飛散しないように吸引しながら削孔します。
注 入 位 置 をマ ー キング後 、φ16mm( 円玉より小さい穴)のドリルで1m間隔で削孔します。地盤内に注入されたウレタンの影響範囲は半径1~1.5mのため、アップコンでは漏れなく充填されるように樹脂の注入間隔を原則1mおきに設定しています。削孔時は集塵機を使用し、粉塵が飛散しないように吸引しながら削孔します。
無収縮モルタルにより、注入孔の穴埋めを行います。施工場所の清掃を行い、注入等で出た廃材、ホースを車輌に積み込み作業完了です。
コンクリート床下にウレタンを注入し、沈下修正を行いました。 各スパンにおいて、床レベルを梁上レベルの平均値まで修正し、通路となる部分などは滑らかな勾配となるように施工しました。 特にフォークリフトの通路となる部分では注入量を増やし、フォークリフト通過時に発生する振動を抑制するため、重点的に注入・圧密を行いました。 現状では振動は緩和傾向にあり、波打っていた土間床もほぼ水平な状態まで修正しました。