施工面積 | 約2,000㎡ |
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最大沈下量 | 110mm |
エリア | 茨城県 |
工期 | 6日間(初日:4台、2~6日目:2台の施工プラント車で対応)(2010年施工) |
乾麺などの商品が保管されている大型倉庫での土間床沈下修正工事の施工事例です。 地盤沈下の影響により床に傾きが生じ、高く積み上げられていたダンボール箱がますぐに積みあがらずに傾くなどの問題がありました。 短期間の集中補修のため、複数のプラント車対応で工事を行い、 約2,000㎡の施工面積を6日間で完了しました。
資機材一式を搭載したトラックを所定の位置に駐車し、使用機材の準備をします。
現況の床の高さを把握するため、レーザー墨出し器で測量を行います。
注入ガンの準備を行い、注入ホース(延長約80m)を施工箇所まで敷設します。
注入位置をマーキング後、16㎜(1円玉より小さい穴)のドリルで1m間隔で削孔します。
地盤内に注入されたウレタンの影響範囲は半径1~1.5mのため、アップコンでは漏れなく充填されるように樹脂の注入間隔を原則1mおきに設定しています。
削孔時は集塵機を使用し、粉塵が飛散しないように吸引しながら削孔します。
レーザー墨出し器で高さを確認しながらウレタン注入作業を行います。
※1日目は4台の施工プラント車で対応。(注入機も4台)
無収縮モルタルにより注入孔の穴埋めを行います。
施工場所の清掃を行い、注入等で出た廃材、ホースを車輌に積み込み作業完了です。
【施工前】 沈下による床の傾きの影響で、高く積み上げられていた商品のダンボール箱が隣の荷物を押す形で傾いていた。 【施工後】 沈下が修正され床が元に戻り、高く積み上げられていた商品のダンボール箱の傾きが改善された。