施工面積 | 400.0 ㎡ |
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最大沈下量 | 76㎜ |
工期 | 3日間 |
ロール状のシートを保管している中規模倉庫の事例です。 リピーターのお客様から床の段差が原因で資材が倒れてしまうというご相談をいただきました。 現場では応急処置として、支柱にスペーサーを使用して水平を保っている状況でした。床が傾いたままだと業務に支障があるということで、倉庫の稼働を止めずに短工期で修正できる 弊社のアップコン工法を採用いただきました。 地中梁と土間コンクリートが緊結していないため、梁上にアンカーを打って床が上がり過ぎないように対応しました。
作業車を所定の位置に駐車し、使用機材の準備を行います。(機器の暖気運転、取付等)現況の高さを把握するため、
オートレベルで測量を行います。注入ガンの準備を行い、ウレタン樹脂注入用ホース(延長約80m)を施工箇所まで敷設します。
注入位置をマーキング後、φ16mm(1円玉より小さい穴)のドリルで原則1m間隔で削孔します。地盤内に注入されたウレタンの影響範囲は半径1~1.5mのため、アップコンでは隙間なく充填されるように樹脂の注入間隔を原則1mおきに設定しています。集塵機を使用し、粉塵が飛散しないように吸引しながら削孔します。
オートレベル・レーザー墨出し器で高さを確認しながらウレタン樹脂注入作業を行います。
施工範囲の低い箇所から順次、土間コンクリート下に注入し、注入箇所だけでなく周辺部(影響が予想される範囲)の高さも常に確認しながら慎重に注入作業を行います。
無収縮モルタルにより、注入孔の穴埋めを行います。
施工場所の清掃を行い、注入等で出た廃材、ホースを車輌に積み込み作業完了です。
最大76㎜沈下していた箇所を含め、施工範囲内のレベルが計画値に収まるように修正を行い、完了です。![]()