施工面積 | 約5,000㎡×4棟 計約20,000㎡ |
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最大沈下量 | 217mm |
工期 | 夜間工事/実働57日 |
エリア | ベトナム タインホア省 |
ベトナム・タインホア省にある日系企業・工場の沈下修正の事例です。 地盤沈下により工場内の土間コンクリート床が沈下し、柱と建具の間に隙間が生じていました。 床の傾きにより積み上げた段ボールも傾き、作業に支障をきたしていました。 操業を止めずに沈下修正が可能であることからアップコンに依頼があり、施工面積約20,000㎡を実働57日間で迅速に修正しました。
作業車を所定の位置に駐車し、使用機材の準備をします。
現況の床の高さを把握するため、オートレベルで測量を行います。
注入ガンの準備を行い、注入ホース(延長約80m)を施工箇所まで敷設します。
注入位置をマーキング後、16㎜(1円玉より小さい穴)のドリルで1m間隔で削孔します。
地盤内に注入されたウレタンの影響範囲は半径1~1.5mのため、アップコンでは漏れなく充填されるように樹脂の注入間隔を原則1mおきに設定しています。
削孔時は集塵機を使用し、粉塵が飛散しないように吸引しながら削孔します。
施工範囲の土間コンクリートに無理がないように注入し、注入箇所だけでなく周辺部の高さも常に確認しながら慎重に注入作業を行います。
無収縮モルタルにより注入孔の穴埋めを行います。
施工場所の清掃を行い、注入等で出た廃材、ホースを車輌に積み込み作業完了です。
土間コンクリート床下にウレタン樹脂を注入し、沈下修正を行いました。 最大で217mm沈下していた箇所を含め施工範囲全域を-50mm以内になるように修正し、 元々高い部分へは緩やかな勾配になるように沈下修正したことで、施工前に発生していた床の傾きを改善することが出来ました。
徹底した教育を受け、経験を積んだ現地スタッフが責任施工を行います。 調査から施工までアップコンがマネジメントを行い、日本と変わらない精度の高い仕上がりでお客様のお悩みを解決します。