施工面積 | 947㎡ |
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最大沈下量 | 56mm |
工期 | 夜間3日間 |
施工トラック 台数 | 3台 |
今回ご紹介する配送センターでは、地盤沈下により床が沈下し、床の所々にたわみが生じており、基礎と床との間にも段差が生じている状態でした。 こちらのお客様は、以前にも別の倉庫でアップコン工法による土間床沈下修正工事をさせていただきました。 設備や荷物の移動が不要で、操業を止めることなく床の沈下を修正できる点、調査から施工まで100%自社施工で対応する安心施工という点を評価いただき、 今回もアップコン工法をご採用いただきました。 資機材一式を搭載した施工トラック3台、夜間の3日間で行った土間床沈下修正工事の事例をご紹介します。
資機材一式を搭載したトラックを所定の位置に駐車し、使用機材の準備をします。現況の床の高さを把握するため、オートレベルにより測量を行います。
注入ガンの準備を行い、注入ホース(延長約80m)を施工箇所まで敷設します。
注入位置をマーキング後、φ16mm(1円玉より小さい穴)のドリルで原則1m間隔で削孔します。地盤内に注入されたウレタンの影響範囲は半径1~1.5mのため、アップコンでは隙間なく充填されるように樹脂の注入間隔を原則1mおきに設定しています。集塵機を使用し、粉塵が飛散しないように吸引しながら削孔します。
オートレベル・レーザー墨出し器で高さを確認しながらウレタン樹脂注入作業を行います。
施工範囲の低い箇所から順次、土間コンクリート下に注入し、注入箇所だけでなく周辺部(影響が予想される範囲)の高さも常に確認しながら慎重に注入作業を行います。
無収縮モルタルにより、注入孔の穴埋めを行います。
施工場所の清掃を行い、注入等で出た廃材、ホースを車輌に積み込み作業完了です。
アップコン工法は、設備や荷物の移動、および既設コンクリート床の取り壊しを必要としないため、従来の工法と比較して大幅に工期を短縮できる短工期な工法です。 さらに、資機材一式を搭載した施工トラックの台数を増やし、1日に施工可能な面積を広げることで、施工面積が広い場合でも短工期を実現します。 今回は、総施工面積 947㎡ の土間床沈下修正工事を施工トラック3台で行い、夜間のみの3日間の工期で施工を完了しました。
アップコン工法により最大-56mmの沈下を契約値の-20mm以内に沈下を修正しました。 外周基礎と床との間に生じた27mmの段差をフラットに修正しました。
アップコンでは、物流倉庫・物流センター・配送センターの 地震や地盤沈下によるコンクリート床の沈下を操業を止めずに短工期で修正します。 「床のたわみによりラックが傾いている」 「床の段差でフォークリフトの走行に支障が生じる」 「床の補修をしたいが物流倉庫・物流センター・配送センターの操業を止めたくない」 このようなコンクリート床の沈下・たわみ・段差・空洞・空隙でお困りの際は、 お気軽にアップコンにお問い合わせください。