施工面積 | 63㎡ |
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最大沈下量 | 80mm |
工期 | 1日間 |
エリア | 東京都 |
東京都にある小学校の教室では、地盤沈下の影響で床の中央部に最大80mmの沈下が生じ、床にたわみが発生。 安全面・健康面が懸念され教室が使用できずにいる状態でした。 短期間で改修を行い、教室として使用していくために短工期で修正が可能なアップコン工法を採用いただきました。 アップコン工法は、既設のコンクリート床を壊さず、重機を使った大掛かりな解体作業が不要です。 そのため短工期で床の沈下修正が可能です。また、大量の産廃やコンクリートガラを発生させないクリーンな施工です。 教室の沈下を1日で修正した事例をご紹介します。
作業車を所定の位置に駐車し、使用機材の準備。現況の高さを把握するため、オートレベルで測量を行います。注入ガンの準備を行い、ウレタン樹脂注入用ホース(延長約80m)を施工箇所まで敷設します。
地盤内に注入されたウレタンの影響範囲は半径1~1.5mのため、アップコンでは漏れなく充填されるように樹脂の注入間隔を原則1mおきに設定しています。
φ29mmのホールソーにて床材を削孔します。
φ20mmのドリルで土間コンクリート床を削孔します。
レーザー墨出し器で高さを確認しながらウレタン樹脂注入作業を行います。施工範囲の低い箇所から順次、土間コンクリートに注入し、注入箇所だけでなく周辺部(影響が予想される範囲)の高さも常に確認しながら慎重に注入作業を行います。
無収縮モルタルで、注入孔の穴埋めを行います。ホールソーで除去した床材を貼り付け、復旧を行います。
施工場所の清掃を行い、注入等で出た廃材、ホースを車輌に積み込み作業完了です。
外周部から中央に向かって、沈下していた教室の床。最大-80㎜の沈下していた箇所を、-10mmまで修正しました。 教室の床のたわみを解消し、施工完了です。
実際の施工の様子と押し上がる床の様子を、動画でご紹介しています。 ぜひご覧ください。