施工面積 | 約70㎡ |
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最大空隙量 | 380mm |
工期 | 1日 |
エリア | 北海道上川郡 |
別の工事でタービン室の外部建屋横を掘削した際、土間床下に深さ380㎜の空隙を発見し、建屋内上部にタービンが設置してあることから
沈下防止のための対策として空隙充填工事を行いました。
短工期で施工が可能なことからアップコンにご依頼をいただきました。
資機材一式を搭載したトラックを所定の位置に駐車し、使用機材の準備をします。
現況の床の高さを把握するため、レーザー墨出し器で測量を行います。
注入ガンの準備を行い、注入ホース(延長約80m)を施工箇所まで敷設します。
注入位置をマーキング後、16㎜(1円玉より小さい穴)のドリルで1m間隔で削孔します。
地盤内に注入されたウレタンの影響範囲は半径1~1.5mのため、アップコンでは漏れなく充填されるように樹脂の注入間隔を原則1mおきに設定しています。
削孔時は集塵機を使用し、粉塵が飛散しないように吸引しながら削孔します。
レーザー墨出し器で高さを確認しながらウレタン注入作業を行います。
ウレタン注入後はCCDカメラを使用して充填確認を行います。
無収縮モルタルにより注入孔の穴埋めを行います。
施工場所の清掃を行い、注入等で出た廃材、ホースを車輌に積み込み作業完了です。
タービン室内土間床下にウレタン樹脂を注入し、空隙充填を行いました。注入後にCCDカメラで充填確認を行い、 ウレタン樹脂が密に充填されていることを確認し施工完了です。
アップコンのウレタン樹脂は2種類の材料を注入ガンから吐出する直前で混合させるため、液状のまま砕石部の間隙に回り込み空隙・間隙を充填します。
発泡したウレタンは地盤を圧密強化するため、施工後の空隙、間隙の発生抑制・沈下抑制に有効です。
また、アップコンのウレタン樹脂は62kg/㎥と、コンクリート(2,400kg/㎥)やモルタル(2,000kg/㎥)と比較し軽量なため、
材料の自重による再沈下のリスクを大幅に抑えます。