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2026.03.06ニッポン上げろ!

第577号(2026/2/24発行)長寿の心得

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。

先週の名古屋出張中、
朝食のために立ち寄った和食レストランで面白いものを見つけました。

ネットで「長寿の心得」と検索してみるとすぐ、
「湯呑 長寿の心得」
と出てくるので結構ポピュラーなんですね。
(私は今回初めて知りました)

長寿の心得とは
「人生は山坂多い旅の道」
還暦 六十歳でお迎えの来た時は
     只今留守と言え
古希 七十歳でお迎えの来た時は
     まだまだ早いと言え
喜寿 七十七歳でお迎えの来た時は
     せくな老楽これからよと言え
傘寿 八十歳でお迎えの来た時は
     なんのまだまだ役に立つと言え
米寿 八十八歳でお迎えの来た時は
     もう少しお米を食べてからと言え
卒寿 九十歳でお迎えの来た時は
     そう急がずともよいと言え
白寿 九十九歳でお迎えの来た時は
     頃をみてこちらからボツボツ行くと言え

ほかにもバリエーションがあるのですが
このユーモラスな詩は一応作者不詳とされています。
しかし、そのオリジナルは
貝原益軒(かいばらえきけん)の『養生訓』
ではないかと言われています。
貝原益軒と言えば高校生の時、
日本史で習ったような気がする程度の知識しかない私ですが、

貝原益軒(1630-1714)とは
江戸時代の儒学者として多くの著述を残し、
経学、医学、民俗、歴史、地理、教育などの分野で先駆者的業績を挙げた
人物です。
※出典:「貝原益軒」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
最終更新2026年1月25日 (日) 15:28

貝原益軒は生まれつき身体が弱く、
若い時に重病を抱え、
それ故身体に注意しながら人生を送ってきたと考えられています。
平均寿命50歳未満の江戸時代において
80歳を超えても歯は一本も落ちず、
暗い夜でも小さい文字の読み書きができたと
自ら書き残しています。

※出典・参考文献:
謝心範 著『貝原益軒 養生訓:中国医学からみた解釈と評価』(思文閣出版)

この貝原益軒の著書『養生訓』は
江戸時代のベストセラーでもあったと言われています。
そして300年以上前に書かれた本が
今なお「長寿の心得」のように
姿を変えても引き継がれてきているのは
私たちの「健康」についての関心の高さではないかと思います。
貝原益軒は、健康には「養生」が最も大事であると説いています。
中でも最も大事なのは「心の養生」であると言っています。

もう一度前述の
「人生は山坂多い旅の道」を読み返してみてください。
他人の戯言(ざれごと)に左右されずに
自分の人生を生き抜くための心構えというものが教えられます。
私たちの周りには
「もう○○歳だから・・・。」
と、年齢を理由に自分の人生・成長に壁を作っている人がいます。
今や人生100年時代です。

よく例えられるケンタッキー・フライドチキンの創業者である
カーネル・サンダース氏は65歳で事業を始め、
世界的ブランドを築きました。
江戸時代に80歳を超えるまで生きた貝原益軒のように
私たちはこの時代に「養生」しながら健康であり続ければ
100歳を超えても元気でいられることでしょう。

ちなみに白寿(99歳)の先は
百寿(100歳)、茶寿(108歳)、皇寿(111歳)、
そして120歳の大還暦と続きます。
ギネス世界記録によると
史上最高齢は女性ではフランスのジャンヌ・ルイーズ・カルマン氏の122歳164日で、
男性では日本人の木村次郎右衛門氏の116歳54日です。
「長寿の心得」もそろそろ大還暦まで必要ですね。

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