※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。
【アップコン起業秘話】(2026/2/13発行)現地視察・5の続きです。
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「そうですね。コンクリートの下に隙間があればウレタンの液体が入っていって、
それでは隙間がない場合はどうなっているのか。」
私は会議室にいる全員を見回します。
もちろんOHさんやKMさんも知らないことです。
「みなさん、
ウレタン樹脂のA液とB液はコンクリートの下で混ざり合って膨ら
それでは2つのパターンについてご説明します。
まず1つ目は、コンクリートの下に砕石層がある場合です。
ほとんどのコンクリート床の下には天然の岩石を
人工的に小さく砕いた、粒度の荒い砕石と呼ばれる、
ある程度の厚みを持った層が形成されています。
この砕石と砕石のわずかな隙間にA液とB液は入り込んでいって
混ざり合い、膨らんでいきます。
膨らむことによってさらに隙間を押し拡げることになり、
新たにできた隙間へウレタンの2液が入り込み膨張が始まります。
この繰り返しによってウレタンの2液は問題なくコンクリートの下
化学反応によって発泡していきます。」
「それではもう一つのパターンって何ですか?」
STさんが質問します。
「はい。2つ目のパターンですが、稀にですね、
砕石層がないコンクリート床もあります。
その場合はコンクリートのすぐ真下が、そのまま『土壌』、
そしてこの場合は隙間は無いように見えるのですが、
ところがですね。
土というのは、主に3つの要素で構成されています。
それは私たちが土と言っている砂や粘土の固形物と、
水と空気の3つです。
ウレタンが膨らむ時の力を発泡圧力というのですが、
この発泡圧力で水と空気を追い出しながら
小さな、小さな隙間を作って膨らんでいくことができます。
と言ってもですね、
さすがにその隙間というのは小さすぎるので
最初に注入されたウレタン樹脂のA液とB液は膨らむ前は土中に入
それではどこでこの2液は混ざりあって膨らみ始めるのかというと
先ほどコンクリートにドリルで直径16ミリの孔(あな)
ご説明したのですが、
そう、直径16ミリという1円玉よりも小さい孔ですね。
例えばコンクリート床の厚みが15センチだった場合、
直径16ミリと深さ15センチのコンクリートにできた円柱状の空
ウレタン樹脂が注入されて、この空間で発泡が始まります。
コンクリートの下には隙間がなく、
上は注入者が特殊なノズルを通してコンクリートの孔に蓋をしなが
発泡の圧力を抑えています。
そうするとどうなるか。
狭い円柱状の空間で発泡し続けるウレタンは、
上には発泡の力の逃げ道がないため、
何とか下方向へ力を伝えようとします。
そして土と呼ばれている3つの要素のうち、
水と空気を押し出しながら小さな隙間を作り、
そこへ侵入し始めていきます。
この時に初めてウレタンの発泡する力が
円柱の下側に方向づけられることになります。
さらに下方向へ膨らもうとして
土の要素である水と空気を追い出そうとするのですが、
そのできる空間というのは本当にわずかなので
発泡圧力がコンクリート床の直下に集中してきます。
そして、
わずかですがコンクリート床が上方へ動き始めます。
そしてこの微動時に、
ウレタン樹脂がコンクリートと直下の土との境界に瞬時に入り込ん
コンクリート床を上方へ押し上げながら広がっていきます。
直下の土壌の軟弱度によっても、
注入するウレタン樹脂の量や、
コンクリート床が上昇し始める時間は異なるんですけれども、
最終的には床は上がって沈下修正することができるということにな

※参考:アップコン工法とは | アップコンサイト