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2026.02.13ニッポン上げろ!

第570号(2026/2/6発行)現地視察・3

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。

【アップコン起業秘話】(2025/1/30発行)現地視察・2の続きです。
【アップコン起業秘話】まとめはこちら

歩きながら広い倉庫の全体を見渡します。

私は
「OHさん。
地中梁は外周だけですよね?」
と尋ねます。

もちろん事前に図面を見ているので、
再確認という意味で質問しています。

「そうなんだ。
表層改良はしているんだけどね。」

(表層改良とは、地表から深さ2m程度までの軟弱な地盤を、セメント系の固化材と混ぜて固め、地盤の強度を高める地盤改良工事の一種です。
これにより、建物の沈下を抑制し、安定した地盤を形成します。)

「床が波打っていますね。」

「結構ひどいだろう。
それと柱の周りだけが
盛り上がっているように見えちゃうんだよ。」

「本当ですね。
柱の周りの床が富士山みたいにスロープ状になっていますね。」

「そう。
この傾斜がきついんで、
フォークリフトが柱の際を通るときに大きく傾いて危ないんだ。」

「なるほど。」

私たちは奥の高層ラックエリアへ着きました。


「松藤君、ラックが傾いているのがわかる?」

ラックとラックの間の通路から見上げてみても傾きまではわかりません。

「いや~、ちょっとわからないです。」

「それじゃあ、こっちから見てみて。」

と、OHさんは私を高層ラックの一番端へ連れてきて、
ラックの列を横から見るように促しました。

「あ~っ、すごい!」

「だろう?」

左のラックと右のラックが上の方で
お互いに近づきあっているのがわかります。

「それじゃあ、今度はこっちに来てみて。」

とOHさんがラック2列分ほど離れたところへ案内します。

「あ~っ、こっちは逆ですね。」

今度は左右のラックが上の方でお互いに離れるように反っています。

「そうなんだよ。
これが問題のところでね。
床の傾斜に合わせてラックが右や左に傾いてしまっているんだ。」

「特に柱周りのところの傾きがすごいですね」

「そう。
それでフォークのオペレーターはそんなこと知らないから、
いつものように上がっていったら、
ラックとラックの間隔が近いもんだからぶつかって事故になっちゃったんだよ。」

「これは目視では気づかないかもしれませんね。」

「まあ、とにかく危ないんで
一番危険そうなところのラックには今
は商品を置かないようにしているんだけど。」

「と言っても、このままとずっとというわけにもいかないですもんね。」

「そうなんだよ。
お客さんは今はまだ我慢してくれているけれど、
放っておくわけにはいかないから、
松藤君の技術で何とかしてほしいんだ。」

「う~ん、もうちょっといろいろ見てみたいんですけど。」

「もちろん。
あっ、もう打ち合わせの時間になるから、
それが終わってからまた中を見ることにしようか。」

私たちは視察を途中で切り上げ、
受付の横の階段を上がり、
会議室で打ち合わせが始まりました。

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