※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。
【アップコン起業秘話】(2025/11/4発行)Kビル・その4の続きです。
【アップコン起業秘話】まとめはこちら
「不良品が発生したり、
健康障害を引き起こしたりと
結構問題多いですね。」
とWさんが答えます。
「そうなんです。
そしてもう一つあるんですよ。」
「何ですか?」
「先ほどWさんが
『普通、アジャスターって2~3センチですもんね。
まあ、せいぜい5センチくらいかな。』
って、おっしゃっていましたよね。」
「ええ。」
「で、私が『仮に、10センチアジャスターで調整できたとします。』
って、申しました。」
「そうですね。」
「実はアジャスターっていくらでも長さを延長できるものではないんですよ。」
「というと?」
「アジャスターのボルトのほうなんですけれど、
これが長くなればなるほど、強度が必要になってきます。」
「いくらでも長くできるっていうわけではないんですね。」
「そうなんです。
鉄やステンレスという材質でも異なるんですけど
アジャスターボルトの直径と長さには決められた“比”というものがあって
その“比”が大きければ座屈と言って
ボルトが折れちゃうんですね。」
「そうなんですか。」
「さらにですね。
長くなれば横からの力に対しては弱くなって、
地震時ではより危険な状況になってしまいます。」
「それは大変だ。」
「なのでアジャスターだけで対応するんではなくて、
原因は床の沈下なのだから、床を修正しましょうってことなんですよ。」
「やぁ~、良~くわかりました、松藤さん。」
「ありがとうございます。」
「すみません、長い時間いろいろ教えてもらって。
今日はKビルの内覧に来てくださったのに、
これからでも時間大丈夫ですか?」
「もちろんです。
今日はそのために来たんですから。」
「わかりました。
それでは先ず私たちが今いるKビルのW棟からご案内します。」
「棟がいくつもあるんですか?」
「W棟、E棟、RD棟と、役割がそれぞれ異なっていまして。」
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Wさんの説明が続きます。
P.S.
お待たせしました!アップコンが出展する2025年、最後の展示会のお知らせです。
アップコンは「社会インフラテック」に出展いたします