ホームニュース一覧第548号(2025/11/14発行)Kビル・その5
2025.11.18ニッポン上げろ!

第548号(2025/11/14発行)Kビル・その5

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
【メールマガジンの新規登録はこちら】

こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。

【アップコン起業秘話】(2025/11/4発行)Kビル・その4の続きです。
【アップコン起業秘話】まとめはこちら


「不良品が発生したり、
健康障害を引き起こしたりと
結構問題多いですね。」

とWさんが答えます。

「そうなんです。
そしてもう一つあるんですよ。」

「何ですか?」

「先ほどWさんが
『普通、アジャスターって2~3センチですもんね。
まあ、せいぜい5センチくらいかな。』
って、おっしゃっていましたよね。」

「ええ。」

「で、私が『仮に、10センチアジャスターで調整できたとします。』
って、申しました。」

「そうですね。」

「実はアジャスターっていくらでも長さを延長できるものではないんですよ。」

「というと?」

「アジャスターのボルトのほうなんですけれど、
これが長くなればなるほど、強度が必要になってきます。」

「いくらでも長くできるっていうわけではないんですね。」

「そうなんです。
鉄やステンレスという材質でも異なるんですけど
アジャスターボルトの直径と長さには決められた“比”というものがあって
その“比”が大きければ座屈と言って
ボルトが折れちゃうんですね。」

「そうなんですか。」

「さらにですね。
長くなれば横からの力に対しては弱くなって、
地震時ではより危険な状況になってしまいます。」

「それは大変だ。」

「なのでアジャスターだけで対応するんではなくて、
原因は床の沈下なのだから、床を修正しましょうってことなんですよ。」

「やぁ~、良~くわかりました、松藤さん。」

「ありがとうございます。」

「すみません、長い時間いろいろ教えてもらって。
今日はKビルの内覧に来てくださったのに、
これからでも時間大丈夫ですか?」

「もちろんです。
今日はそのために来たんですから。」

「わかりました。
それでは先ず私たちが今いるKビルのW棟からご案内します。」

「棟がいくつもあるんですか?」

「W棟、E棟、RD棟と、役割がそれぞれ異なっていまして。」



Wさんの説明が続きます。

P.S.
お待たせしました!アップコンが出展する2025年、最後の展示会のお知らせです。
アップコンは「社会インフラテック」に出展いたします

詳細はこちらから!

カテゴリー