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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。
一昨日の9日(日)。
午後5時3分に三陸沖を震源とするマグニチュード6.9の地震がありました。
この地震では津波注意報が出され、
岩手県の久慈港と大船渡で20センチ、
釜石と宮古で10センチの津波が観測されました。
私は自宅にいたのですがテレビの緊急地震速報で知りました。
震度は4ということでしたが、
津波が午後5時30分ごろに到達、
それも1メートルくらいというので緊張しました。
津波到達エリアは東日本大震災で大きな被害を被ったエリアと一致しています。
津波に対してはこの十数年の間にいろいろな対応策が施されてきました。
堤防を新たにかさ上げしたり、
地域住民全員が高台に引っ越したりもしました。
それでも心配です。
決して海へ津波を見に行ったりしてはいけません。
テレビではアナウンサーが
「到達予定時間はあくまでも目安です。
それよりも早く津波が来ることもあります。
高台へ避難できる方はできるだけ早く非難してください。」
と冷静にかつ、力強く叫んでいました。
さて、
地震の揺れは小さいのに、大きな津波が襲来する例があります。
このようなタイプの地震を「津波地震」と呼んでいます。
1896年の明治三陸地震は
震度は2~3程度でほとんどの人が気にもかけない程度の地震でした。
(最大は秋田県仙北郡の震度4)
ところが遡上高最大38.2mを記録する津波が発生し、
甚大な被害が発生しました。
マグニチュード8.2の巨大地震でした。
今回の地震が津波地震と呼ばれるかは今後のことですが、
マグニチュードは6.7なので可能性は高いかなと思います。
東日本大震災で津波の被害に遭った地域は、
地震発生後15〜35分程度で津波が到達しました。
それでは今後起こるであろうと言われている
南海トラフ大地震の場合はどうでしょうか。
大きな被害が出るとされている以下の地域では、
最短2分で津波が到達すると想定されています。
地域名 最短到達時間(分)
静岡県 2分
愛知県 12分
三重県 4分
和歌山県 3分
徳島県 7分
愛媛県 22分
高知県 5分
宮崎県 19分
2分ではどうにもならないかも?
かもしれません。
でもできることはやっておきましょう。
津波が発生したら、以下3つの行動が必要です。
• 海岸付近では揺れを感じたらすぐ避難する
• 津波警報・注意報が出たらすぐ避難する
• 津波警報・注意報が解除されるまで待つ
そして、命を守るための津波対策は、以下の3つです。
1. 危険な場所を確認する
2. 避難場所を確認する
3. 訓練に参加する
旅行や出張等で慣れない土地に行った時でも避難場所は必ず確認しておかなくてはいけませんね。