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2025.11.26ニッポン上げろ!

第549号(2025/11/18発行)Kビル・その6

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!

コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。

【アップコン起業秘話】(2025/11/18発行)Kビル・その5の続きです。
【アップコン起業秘話】まとめはこちら 

その後、約2時間もかけてKビルの中をじっくりと見学しました。
さすがに日本初、
かつ最大の都市型サイエンスパークと言われるだけあって、
設備だけではなく入居後のフォローアップなど、
至れり尽くせりのサービスが含まれていました。
また渋谷や横浜へも近く、
新幹線の新横浜駅や羽田空港へのアクセスも良いので、
私は、
「Wさん、入居したいんですけど。」
とその場で口にしました。

「わかりました、松藤さん。
それではもう一度事務所へ戻って、
先ず入居申請書へご記入お願いします。」

Wさんの事務所へ戻り、
受付のカウンターで申請書へ必要事項を記入すると
「松藤さん、
今後必要なものはこちらの書類に書かれていますので
期限までに提出してください。
それと、書類審査を通ったら最終的に4回面接がありますので
よろしくお願いします。」

「4回もあるんですか?」

「はい、実際は5回なんですけど、
最初の面接はもう終わりました。」

「えっ、いつ?」

「先ほど松藤さんが事業の説明を丁寧にしてくださいましたよね。

「はい。」

「私の面接は以上です。」

「そうなんですか。」

「私の面接は簡単なんですが、
書類審査を通ると事業部長の面接があって、
その後、1時間のプレゼンを2回してもらうことになります。」

「プレゼンって何をすればいいんですか?」

「それは事業部長の面接にパスした後にご説明しますけど、
ほとんどの人がこのプレゼンで不合格になってしまうので
松藤さんにはぜひパスしてもらいたいなって思っています。」

「そんなに厳しいんですか?」

「今日までで100社くらいの会社が入居不合格になっています。

「ええっ!
それじゃあ、無理じゃないですか。」

「私たちも空き部屋を放っておくよりも入居してもらって
家賃収入が入らないと困るんですけどね。」

「そうですよね。
さっき見学した時も結構空きスペースありましたもんね。」

「2回のプレゼンはですねぇ、
10人の面接官がいて、
1回目と2回目でそれぞれ違う10人の人がプレゼンを聞くことになっています。」

「ということは全部で20人の人なんですか?」

「そういうことになりますね。」

「すごい人だ。」

「それを1日でやるんではなくて、
2週間開けて2回に分けてするんです。」

「書類審査からどれくらい時間がかかるんですか?」

「そうですね、2~3か月はかかると思いますから、
今から手続きを始めて、全部順調にいったとして、
8月初めから入居可っていう感じですかね。」

「大変すぎます。」

「松藤さん、このビルに入居されている方は皆さんベンチャー企業の方で、
そんな困難も皆さん乗り越えてきた方ばかりなんですよ。
今から弱音を吐いていたら駄目じゃないですか。」

「そうですね。
まだ、会社も設立されていないのに何言ってるんでしょうね。」

「そうですよ。
私は今日松藤さんにしつこくいろんな質問をしたのは
そういうのにもきちんと答えられる人なのかどうかっていうところを見てたんですから。」

「すみません、ちょっと愚痴ってしまって。
わかりました。
Wさん、まずは書類を作成して提出しますから
審査の手続きお願いします。」

「わかりました。
1週間以内に提出してください。」

このビルに入居できるように頑張りますんでよろしくお願いします。」

「はい、書類お待ちしています。」

私は1週間以内に書類を提出し、その結果を待つことになりました。
そして、その間にOHさんから連絡が入り
いよいよ10,000㎡の倉庫の視察へ行くことになりました。

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