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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。
10月14日、
IMF(国際通貨基金)が最新の世界経済見通しを発表しました。
それによると日本のGDP(名目国内総生産)は
来年2026年にはインドに抜かれて世界5位になり、
2030年には英国にも抜かれて6位に転落するということです。
日本のGDPは1968年から42年間、
私たちの日本国が
42年間もGDP世界2位をキープしていたということにも驚きで
それが1968年(昭和43年)からだったというのも
私たちの親世代の“頑張り”
GDPは当然国の人口数が大きく影響します。
第一次ベビーブームは1947年から1949年にかけて発生しま
この3年間で約800万人が生まれました。
「団塊の世代」と呼ばれている人たちですね。
1949年の出生数は約270万人と戦後最多を記録しています。
そして、第二次ベビーブームは
1971年から1974年にかけて発生し、
この期間の出生数は約816万人でした。
ところが時代とともに出生数は減少化し、
第三次ベビーブームは起こらず、
2024年の出生数は過去最低の68万6061人となりました。
日本の人口が減少しているのは明らかです。
一方、
2021年のデータでは中国の出生数は約1088万人ということ
さらに、インドは約2311万人と同年の日本の出生数818,
28倍もの差があります。
※出典:「国の出生数順リスト」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。最終更新2023年2月25日(
インドでも2023年に出生数が減少したという報告がありますが
現在約14億6300万人以上の人口は当然世界一位です。
そのインドに日本のGDPは来年抜かれて世界5位になります。
しかし、2023年にドイツに抜かれ、
2030年には英国にも抜かれるということは
GDPは人口数だけに影響するものではないことも明らかです。
一人当たりのGDPは、日本は世界38位(2024年データ)
一位のルクセンブルクは138,634(USドル)に対して
日本は32,498(USドル)となっています。
この大きな違いは何なのでしょうか?
どうしてこのように違うのでしょうか?
日本はすごい!日本人は優秀だ!と言っている人は
この違いをどう説明できるのでしょうか。
経済は政治(政策)と一対になって発展していきます。
日本はGDPの順位に目を向けるよりも
一人当たりのGDPを向上させるほうによりフォーカスして
政策を議論してほしいと願っています。
