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2025.10.21ニッポン上げろ!

第538号(2025/10/10発行)電柱が折れた!

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。

台風22号が日本列島を通り過ぎました。
伊豆諸島・八丈島では最大瞬間風速54.7メートルの猛烈な風を観測しました。
風速54.7メートルということは
時速にすると196.92km/hです。
約200キロのスピードで走るレーシングカーから
窓を開けて手を外に出したら体感できるかもしれません。
(やらないでくださいね。)

私は以前、襟裳岬風の館へ行ったことがあります。
ここでは襟裳岬の強風を風速最大25メートルまで体感できるブースがあります。
私も体験してみましたが、
風速18メートルで手すりに摑まりながらでも
前へ一歩も進めない状況になったことを覚えています。
手すりから手を離したら本当に後ろへ飛ばされてしまいます。
大声を出しても声が風の強さで消されてしまいます。
それが、風速54.7メートルとは・・・。
私たち人間は体感する必要は全くないですが、
私たちの周辺の施設・設備はこの風速にも耐える必要があります。
よく、災害の後に現地の人がインタビューで
「私がこの町に来て50年になるけれど
こんなに大きな災害は一度もなかった。」
のようなことを答えています。

報道では少しでも大げさに聞こえるほうがよいのかもしれませんが、
人間の一生と、地球の歴史とでは比べても無意味です。
過去1万年では何回も何十回も起こっていたと思います。
しかし、最近の大雨しかり、強風しかり、
やはり大型になり、その頻度も増してきたような気がします。
これも地球温暖化が原因なのでしょうか。
最近の強風で記憶に残っているのは
2019年9月8日に台風15号が関東に接近し、
千葉市内の電柱が約2000本倒壊・損傷しました。
この時が最大風速35.9メートル、最大瞬間風速57.5メートルでした。
その前では2018年9月4日の台風21号で、
大阪湾・関西国際空港が高潮で冠水した上、
強風のため関西空港連絡橋にタンカーが衝突しました。
今や、私たちの想像を超える強風が日常化してきているのです。
なので、既存の施設・設備はその強風に対応できていません。
だから、電柱も折れてしまうのです。

電柱が折れたらどうなりますか?
先ず、折れた電柱が道路に覆いかぶさり緊急車両も通ることができなくなってしまいます。
それによって救われる命が失われるということも起こるかもしれません。
また、電柱ですから当然、周辺は停電となります。
私たちは電気無しでは日常生活を送ることができません。
24時間電気が自宅に来なかったらどうなるか想像してみてください。
当然、夜は照明がつかないので真っ暗です。
冷蔵庫内のものは使えなくなっていきます。
アイスクリームは全滅です。
そして、情報源のテレビがつかないどころか
携帯電話のバッテリーが切れたらジエンドです。
そうなったらどうしますか?
台風がこれ以上頻繁に来ないように
地球温暖化をストップしましょう!
は、グッドアイデアですが、
今から50年、100年と時間がかかります。
その間にも電柱は大型台風によって倒れまくります。
そんなの待ってられないですよね。
であれば、電柱が強風が来ても倒れなければいいんです。
どうやって?
既存の電柱を全部新品の超高強度の電柱と交換すれば大丈夫です。
折れません。
ですが、これも時間とお金がどれだけかかるのか?
途方に暮れてしまいますね






「頑強柱」

アップコンは
コンクリート柱ウレタン強化工法「頑強柱(がんきょうちゅう)」を開発
しました。
https://www.upcon.co.jp/archive/12479/

 

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