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2025.08.22ニッポン上げろ!

第521号(2025/8/12発行)警戒レベル5

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。

ここ数日来、全国的に大雨による被害が多数発生しています。
(被害に遇われた方々にお悔やみ申し上げます。
1日も早く通常の生活に戻ることができることを、お祈り申し上げます。)

さて、私は先週、雨の福岡・熊本へ出張していました。
土曜日に帰京したので、大雨からは被害を免れることができました。
ちなみに今回の大雨では「特別警報」が発表されました。
「大雨特別警報」です。

「特別警報」とは、
警報の発表基準をはるかに超える大雨や、大津波等が予想され、
重大な災害の起こるおそれが著しく高まっている場合に発表し、
最大級の警戒を呼びかけるものであり、
気象庁では、平成25年8月30日から運用しています。
引用:気象庁「特別警報について」

特別警報が発表された場合、
その地域は「数十年に一度しかないような非常に危険な状況」にあり、
「ただちに命を守るための行動」をとる必要があります。

今回の大雨でも、避難をしないで亡くなった方や、
あるいは避難中に命を無くした方がいらっしゃいました。
私たちはもう一度
警戒レベルの違いによってどのような行動を取るべきか
復習しておく必要があります。
警戒レベルは1から5までの5段階です。
下記の表を参考にしてください。


出典:気象庁『防災気象情報と警戒レベルとの対応について』

とは言え、  
知っていても行動しない人がいます。
なので、特に重要なレベル3から5についてもう一度説明すると

警戒レベル3
高齢者は危険な場所から避難してください。
もちろん高齢者じゃなくても普通の人も危険を感じたら避難しましょう。

警戒レベル4
自治体から避難指示が出るタイミングです。
全員危険な場所から避難してください。

警戒レベル5
命の危険が迫っています。
直ちに身の安全を確保してください。 
(避難しましょうとは言っていません!)

避難は警戒レベル4までにしましょう。
しかし、自分のいるところが危険な場所ではないのなら
あえて避難所へは行かない方が良い場合もあります。

気象庁は
警報・注意報が発表されたときに、
実際にどこで「指数」の予測値が警報・注意報の基準に到達すると予想されているのかが
一目で分かる「キクル(危険度分布)」の提供を開始しました。
こちらも大変参考になりますので、
自分の周辺地域の情報を一度は目にしてみてください。
土砂キキクル(大雨警報(土砂災害)の危険度分布)
浸水キキクル(大雨警報(浸水害)の危険度分布)
洪水キキクル(洪水警報の危険度分布)

最後に、
「マイ・タイムライン」って知っていますか?
マイ・タイムラインとは住民一人ひとりのタイムライン(防災行動計画)であり、
台風等の接近による大雨によって河川の水位が上昇する時に、
自分自身がとる標準的な防災行動を時系列的に整理し、
自ら考え命を守る避難行動のための一助とするものです。
https://www.mlit.go.jp/river/bousai/main/saigai/tisiki/syozaiti/mytimeline/index.html
国土交通省のHPに「マイ・タイムラインかんたん検討ガイド」や
「マイ・タイムライン検討のためのワークショップの進め方」
などがあります。
川崎市では
「マイ・タイムラインをつくろう」
というHPもあります。
ぜひみなさん参考にしてください。
https://www.city.kawasaki.jp/601/page/0000117993.html

「災害は忘れる暇もなくやってくる」ですよね!

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