ホームニュース一覧第517号(2025/7/29発行)道路陥没
2025.08.08ニッポン上げろ!

第517号(2025/7/29発行)道路陥没

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
【メールマガジンの新規登録はこちら】


こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。

7月27日(日曜日)の
読売新聞1面のトップ記事は

国道の陥没・空洞1,100件超
10年間で「破損管に土砂」44%

というショッキングな見出しでした。
読売新聞が独自に調査・解析した結果ですが
私たちの生活にとって
特に安全面という点で非常に貴重な情報だと思います。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250726-OYT1T50219/
出典:読売新聞オンライン(2025年7月27日公開)

今年1月28日に起こった
埼玉県八潮市の道路陥没事故はまだ記憶に新しいことだと思いますが、
そのような事故が再び起こらないようにしていかなくてはなりません。

道路陥没の主な原因は
1:「吸い込み」(44%)
2:「施工不良」(22%)
です。
その他として、地震や台風の影響等もあります。
「吸い込み」とは埋設管の腐食・破損や接合部の劣化により
周囲の土砂が管に流れ込み、地下に空洞が生じることです。
また、「施工不良」の大半が
道路建設時や管路埋設時の地盤の締め固め不足ということです。

現在、国や地方自治体は道路の空洞探査に重点を当てていますが、
空洞箇所が見つかったらどのように対処していくのでしょうか。
空洞の大きさ(程度)によってランク分けしているところもあれば、
埋設配管の敷設時期によって優先順位に違いを付けているところもあります。
しかし、それらの補修工法は
依然として「開削による埋め戻し工法」が主流です。
道路を掘削して空洞部分を露出させ、適切な材料で埋め戻すという工法です。
メリットは空洞の状態や埋設管の状況を
直接目でみて確認できることです。
一方、デメリットとしては
交通規制を伴う工期が長くなるということです。
周辺住民へのお知らせや関係当局との調整にも時間がかかり、
時間と共に空洞の状態がより悪化することで、
最悪は八潮市の道路陥没事故のようになる可能性があります。
空洞があることが分かったら
誰しもがすぐに直してほしい!と思うはずですが・・・。

他工法としては
「薬液注入工法」や「グラウト工法」があります。
これらの工法もそれぞれメリットはあるのですが、
(大規模空洞充填などに適している)
共通のデメリットとしては
どちらも薬液・グラウト材をグラウトポンプで圧送しているということです。
圧送によって、薬液やグラウト材は空洞箇所を充填しますが、
さらに地中の軟弱なところや間隙の多いところへも
流入していきます。
するとどうなるか。
問題個所以外のところへも薬液・グラウト材が圧送され、
近くの川へ薬剤が流入したとか、
住宅の下まで薬剤が回り込み
過剰な圧送により住宅が持ち上がってしまった、
という事故が発生するリスクがあります。
また、地盤の土とグラウト材の相性によっては、
環境基準値をオーバーする分量の発ガン性物質である六価クロムが
溶出するリスクがあるので注意が必要です。
六価クロムは土壌汚染対策法で定められている特定有害物質です。

アップコンが開発した
「ウレタン空洞充填工法」は、
道路下に発生した空洞を特殊ウレタン樹脂によって、
ピンポイントで充填することができます。
この特殊ウレタン樹脂は溶融することもなく、
環境にも安全な材料です。
また、軽量なため、
自重による再沈下の可能性も従来工法に比べて軽減されます。
さらに、大掛かりな開削工事が不要で短工期。
道路に発生した空洞を素早く充填できる最適な工法です。
https://www.upcon.co.jp/scene/road/

空洞箇所が見つかったらアップコン
陥没を未然に防ぐ
「ウレタン空洞充填工法」 
安心安全な世の中になるよう
全国へ普及していきます。

P.S.
先日からお知らせしていた
「テラタン」を使ったテラリウム作り
が、7月26日(土) 27日(日)の2日間、
カワスイ川崎水族館で開催されました。
ご来館ありがとうございました。

カテゴリー