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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。
あれほど大騒ぎしていたにもかかわらず、
7月5日は普段と変わらない土曜日でした。
もちろんトカラ列島近海では依然、地震が頻発し、
鹿児島県十島村ではこれまでに震度1以上の地震が
1600回を超えて発生しています。
現地の方々にとっては眠れぬ夜が続き大災難となっています。
コミック誌の著者も正確には7月5日と限定しているわけではなく、
うわさやデマが拡散してしまったということなのでしょうか。
私たちはこのような話に踊らされることなく、
予知できない災害に対して着実に準備を整える必要があります。
地震調査研究推進本部によると、
南海地震の発生確率は、今後30年以内で70~80%程度、
50年以内は90%程度にも及んでいます。
引用:愛媛県庁
https://www.pref.ehime.jp/uploaded/attachment/5380.pdf
南海トラフ地震の発生確率は以下のように推移しています。
・2013年:60~70%
・2014年:70%程度
・2018年:70~80%
・2025年:80%程度
さらに細かく見ると、
2024年1月1日の時点では30年以内に南海トラフ地震が発生する確率が
74~81%と評価されていましたが、
2025年1月1日の時点で75~82%と評価されたことで、
80%に引き上げられました。
引用:防災ニッポン
https://www.bosai.yomiuri.co.jp/article/15454
うわさやデマよりもこの数字の方を信じたほうが良いのではないでしょうか。
7月1日、中央防災会議において
「南海トラフ地震防災対策推進基本計画」が決定されました。
最悪の場合、
死者が29万8000人に上ると想定される南海トラフ巨大地震について、
今後10年間で
想定される死者数をおおむね8割減らすとする目標などを盛り込んだ
防災対策の基本計画です。
計画の中には死者数減だけでなく、
全壊・焼失する建物をおおむね5割減らすとする減災目標や、
避難所環境の整備など、
具体的な数値目標が200余りにわたって定められました。
特に延焼の危険性が高い木造住宅の密集地の解消率を、
現状の61%から5年後までに100%まで引き上げるとしています。
これはすごいことだと思います。
過去の地震における死因原因のトップ3は
・火災
・溺死
・建物倒壊(圧死)
です。
▪1923年 関東大震災:87.1% 火災
▪1995年 阪神・淡路大震災:83.3% 建物倒壊
▪2011年 東日本大震災:90.6% 溺死
▪2016年 熊本地震:76.0% 建物倒壊
▪2024年 能登半島地震:90.5% 建物倒壊
すなわち、このトップ3をいかに減らすことができるかがキーとなります。
さらに、最近問題が浮き彫りになってきているのが
「災害関連死」です。
「スフィア基準」を満たすべく、避難所を整備していかなくてはいけません。
それはトイレやベッドなどの備品の備蓄だけではありません。
被災者だから劣悪な環境でも生活できればいいやというものではありません。
被災者の方たちほど私たちがあたたかく支援する必要があります。
そのためには避難所となる体育館自体の環境整備も重要です。
夏は蒸し暑く、冬は底冷えのする体育館。
この環境だけでも早期に解決する必要があると思います。
南海トラフ地震の発生確率が80%程度となった今、
「体育館はスポーツをすることができる避難所」
という位置づけでも良いのではないでしょうか。
P.S.
昨日(7日)は7月の第一月曜日、
アップコンの健活タイムの日でした。
今月は体育館を借りて大運動会が開催されました。
種目は
・軍手入れ競走
・輪投げキャッチ
・大縄跳び
・12人13脚競走
・紐引き
などです。
3チームに分かれてのチーム対抗戦で行いました。