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2025.06.27ニッポン上げろ!

第505号(2025/6/17発行)神奈川産業人クラブ定時総会

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。

 

昨日(6月16日)、
2025年度 「第42回 神奈川産業人クラブ定時総会」
の特別講演会に講演者として参加させていただきました。

産業人クラブは、
日刊工業新聞社様の支社、支局が事務局を務め、
地域産業の結束を通じて、
モノづくりを中心としたわが国の産業の発展に
寄与することを目的に設立された異業種交流組織です。

現在は、東京、大阪など全国に22組織のネットワークを持ち、
1,800人の会員が参加する全国組織に成長しています。

産業人クラブの特徴は、
日刊工業新聞社が活動を全面支援していることです。
今回も、会の運営はすべて日刊工業新聞社が取り計らい、
司会者の手際よさを含め、
会が順調に進行していくことに
「さすが!」と思えるほど感銘を受けました。

さて、
午前11時から特別講演会が始まりました。
「ニッポン上げろ!地盤から日本を支える」
をテーマに約1時間の講演です。

出席されている会員の方々は
主に神奈川県内の中堅・中小企業の経営者、経営層で構成されています。
業種も様々なため
なるべく多くの方に共通の話題を提供しようと思いました。
地盤沈下は
軟弱地盤層の圧密沈下や地震が主な原因となります。
神奈川県の地図をスクリーンに映してみると、
地震による液状化危険度が高いところや
沈下量の大きいところは
やはり、海岸沿いの埋め立て地であったり、
川沿い(多摩川・鶴見川・相模川・酒匂川)に
集中していることが分かります。

1か所だけ、少し内陸のところでも
液状化危険度が高い地域があることを発見しました。

鶴見川の中流域南側になるのですが
東海道新幹線の新横浜駅と
第三京浜道路の港北インターに挟まれたエリアです。

ほとんどのエリアは鶴見川遊水地を兼ねて造られた
新横浜公園として利用されていますが
横浜Fマリノスのホームである日産スタジアムも
ここに位置しています。

試合中に大地震が起こった時、
スタジアム自体は大丈夫だと思いますが
周辺地盤への被害は大きなものになると思われます。
内陸だからと言って安心するわけにはいきません。

みなさんもご自身のお住まいのエリア、
勤務先のエリアの地盤状況を再確認してみてください。

これからの災害対策は、災害が起こった後の事後から
事前へとシフトしていかなくてはなりません。
しかしながら、私たちは
「事が起こって初めて行動する」
生き物のようです。

このメルマガの読者のみなさんは
是非、事前に対策を検討そして行動しましょう。
講演の最後に、
床の傾きを調べる方法として
 ・傾斜測定アプリを使う
 ・水平器で傾斜を測定
 ・ビー玉を床に置く
などをご紹介させていただきました。

アップコンでは床の傾きと同時に
床下の空隙量も測定します。

「その時」が来る前に対策をしておくことが
産業人として重要なことです。

▼ウレタン発泡デモンストレーションの様子

P.S.
明日(6月18日)はアップコンの創立記念日です!
今年は何をやるのかな?

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