※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。
【アップコン起業秘話】第489号(2025/4/22発行)
の続きです。
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「もうすぐ、登記できる予定なので
今からオフィスの準備をしておこうと思っています。」
「そうですか。
それだったら逆に良かったです。」
「というのは?」
「弊社のビルに入居するにはかなり時間を要しまして。」
「今、満室なのでしょうか?」
「いえ、空き室はあるのですが。」
「それではなんで時間がかかるのですか?」
「入居の際の審査が普通のオフィスビルに比べてちょっと
複雑でして。
それで結構時間かかることになっています。」
「まあ、私の場合は、最初に自宅を本社住所にする予定ですので
少しは時間に余裕があるかもしれませんが。」
「大体みなさま、必要書類を提出されて2~
松藤さんは大丈夫でしょうか?」
「大丈夫だとは思いますけど。」
「そうですか。
それでは先程申し上げたように
今度こちらへお越しいただいてビル内をご案内させていただこうと
「お願いします。」
「調整しますので2~3日ほどお時間をください。」
「なるべく早くしていただけると助かります。」
「わかりました。努力します。」
と言って私は電話を切りました。
長い長い1日でした。
でも充実感にあふれた1日でもありました。
そして、翌朝の午前10時。
OHさんの会社がある
都内の事務所で打ち合わせが始まりました。
ミーティングテーブルの上にはA1サイズの図面がロール状に何本
OHさんが言います。
「場所はねぇ、群馬県の○○市なんだけど。」
と言われても、
私には○○市がどの辺なのかピンと来ていませんでした。
「はい。」
とだけ返事をします。
「うちの元請けのA社が建てたんだけど、
「築年数はどれくらいなんですか?」
「2年ちょっとかな?」
「どうして沈下だってわかったんですか?」
「うん、竣工後の2年点検の時に
現場からいろいろ声が上がってきたみたいなんだよ。」
「どんなですか?」
「最初は、カゴ台車が勝手に動いてしまうという
現場方の苦情だったらしいんだけど。」
(ロールボックスパレットとは、
キャスター付きのパレットのことで、
「カゴ車」「カゴ台車」「カーゴテナー」
台車とパレット両方の機能を持っており、
人の手でも簡単に物品を移動できたり、
ラックの代わりとしてそのまま商品を保管できたりします。)
引用:(wako-pallet.co.jp)(
OHさんは続けます。
「それで、
うちの会社が床の仕上げをやったということで、
レベル測量することになったんだ。」
「はい。」
「で、K君と一緒に測量したんだけど、
ひどいところは100ミリ以上コンクリート床が沈下してたってこ
「100ミリはすごいですね。」
「でもね、
なんせ、面積が10,000平方メートルもあって、
「でも下がってたんですよね。」
「そうなんだ。」
「で、元請けに報告書を提出してどうしますかっ?って聞いたら、
見た目ではわからないからしばらく様子を見ましょうってことにな
「そうですか。」
「ところがねぇ、その後に大変なことが起こっちゃって。」
「大変なことって?」