ホームニュース一覧第382号(2024/4/16発行)アップコン
2024.04.22ニッポン上げろ!

第382号(2024/4/16発行)アップコン

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
【メールマガジンの新規登録はこちら】

 

こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。


【アップコン起業秘話】第380号(2024/4/9発行)起業準備・その2の続きです。
【アップコン起業秘話】まとめはこちら


Kさんとの電話を切る前に
私たちはお互いに一つの宿題を課していました。
それはこれからの新会社のネーミングについてです。
私はこれまでに会社を2社設立してきました。
最初の会社はシドニーで設立された
建築の設計と施工を一貫して請け負う会社です。
「ArchiPro(アーキプロ)」と名付けました。
2社目は前社にあたるオーストラリア資本の日本法人です。
今回の新会社は私にとって3社目にあたり、
45歳を目前とした、もう一歩も後に引けない状況での設立となります。
2003年頃は「再就職のラストチャンスは35歳まで」
などと言われていたような時代でもありました。
私はそれよりも10歳も過ぎ、
さらに再就職ではなく起業という道を選んでいるのです。

Kさんと話したのは
会社名はただ単なる「新しい名称」というだけでなく、
言いやすさ、覚えやすさ、親しみやすさ、コミュニケーションの取りやすさ、
などを考慮しながら、さらに、
ネガティブな表現でないこと、他者の商標権を侵害していないこと、
なども考え合わせてネーミングしようということになりました。

翌週の土曜日の夜、
Kさんから再び電話がかかってきました。

「松藤さん、その後の進捗はどうですか?」

「そうですね。
まだ世間はゴールデンウイークの真っ最中だから
明後日の月曜日から本格的にアポを取っていこうと思っています。

「ところで、私はこの1週間、
新会社の名前をずーっと考えていました。」

「私もです。」

「Kさんはどんな名前考えたんですか?」

「実はいっぱいあるんですよ。例えば・・・。」

  
なんとKさんは延々と名前を言ってはそのネーミングの理由を説明します。
その数およそ20件。


「すごいですね、Kさん。」

「はい。
でも本当はこれというのが無くていっぱい挙げただけなんです。
松藤さんはどうですか?」

「僕はひとつしか思いつかなかったんですけど。」

「何です?」

もともと僕は何か名前を付ける時は自分でルールを決めているんですよ。」

「はい、それで?」

「必ず『あ・か・さ・た・な・は・ま・や・ら・わ』の
50音図のあ段から始まる名前にしているんです。」

「どうしてですか?」

「あ段から始まる言葉は声に出しやすいし、聞きやすいからなんです。」

「なるほど。」

「さらに、名前のどこかに『ん』という文字も入れるようにしています。」

「何でですか?」

「『運(うん)』の『ん』を加えることによって
『運』も味方につけたいな~っていう意味です。」

「すごいですね。」

「なので、自分の子どもにも、同じようなルールで名前を付けたんですよ。」

「そうですか。」

「それで、今回の会社の名前も
子供の名前を考える時と同じくらい一生懸命考えてみました。」

「あ段から始まるんですよね。」

「そうです。あ段の言葉をいろいろ考えて、
さらに新会社の事業である「沈下修正」のことも同時に考えながら考えました。」

「どれくらい考えたんですか?」

「実はルールに基づいてネーミングしようと決めたら、
次の瞬間にはもう頭に浮かんできました。」

「それで、なんという名前ですか?」

  

  

  

  

  

 


「アップコン」

カテゴリー