用語集
あ行
圧密
土が内部間隙水の排出を伴いながら徐々に圧縮していく現象
か行
切土
既存の地盤を切り取って、道路、鉄道、ダム、空港、宅地など、土地利用や施設の空間を得ることをいう。
さ行
地震
地球のごく表面を構成している地殻、マントルなどに長年にわたって蓄積されたひずみエネルギーが岩石の破壊によって解放され、地震波を発する現象。
自重圧密
盛土や構造物等の上載圧ではなく、地盤を形成する粘土そのものの自重によって進行する圧密現象。
支持力
地盤が構造物の荷重を支える能力。
地盤沈下
盛土や構造物等の荷重以外の原因によって、広範囲にわたって地表面が沈下する現象。
地盤反力
構造物の基礎に荷重が作用すると、基礎は荷重の作用方向に変位し、地盤から抵抗力を受ける。このときの単位面積当たりの抵抗力。
た行
独立基礎
直接基礎の一種。一本の柱の下に単一に設けられた基礎。
土留め
地下構造物を築造するために地盤を掘削する際、土留め壁や切梁、腹起しなどの支持構造物を設けて周囲の地盤の崩壊を防ぐこと。
な行
布基礎
直接基礎の一種。壁下などに用いる壁の長さ方向に連続した同じ断面の基礎。
法面
斜面のうち、切取り、盛土などの土工によってつくられた人口斜面。
軟弱地盤
建造物の基礎地盤として十分な地耐力を有しない地盤で、一般に、軟らかい粘土、シルト、有機質土、あるいは緩い砂質土などの土層で構成される地盤をいう。主として沖積平野、沼沢地、山間の谷部などに堆積した沖積地に多く存在する。
は行
不同沈下
構造物に生ずる沈下量のうち、対象とする領域の最大沈下量と最小沈下量との差を不同沈下もしくは、不等沈下という。
ベタ基礎
直接基礎の一種。建物の底面積全体を占める板状の基礎。
ま行
盛土
地盤の上に土砂、岩石などの材料を盛り上げること、あるいは、その盛り上げたものをいう。また、住宅地・工場などへの利用を目的として作った土地を造成地という。
盛土造成地
住宅・工場などへの利用を目的として行われる土地造成のうち、盛土によってつくった土地をいう。
や行
擁壁
壁の自重、底版上部の土砂の重量などで土圧に抵抗して、切土や盛土による急斜面を支え、その安定を図るための壁体構造物。