【社長メルマガ】POSSIBILITY : 0%【2】
※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ
〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
第51号(2021/2/19発行)
POSSIBILITY : 0%【2】
こんにちは! コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。
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いつも大勢の客でにぎわっています。 周りはまあまあ収入があって 外食が好きそうな人たちが住んでいるところだし・・・。」
(なんだ。結構当たり前の答えじゃないか。)
「この街には昔からベーカリーショップしかなかったんだ。 そして後から小さなチャイニーズのテイクアウェイショップができ それ以降ずっと何十年もこの2件の店だけで、 この街の人たちの胃袋を満足させていたんだ。 外食すると言ったらベーカリーかチャイニーズがお決まりっていう
料理は美味しいし、メニューは種類も多いし、 そしてどの料理も家では作れないような凝ったものばかりで、 大人気になった。」 「ただ、一つだけ問題があった。」
「そう、値段が高いんだよ。 ベーカリーやチャイニーズのテイクアウェイに比べたら3倍以上も タイレストランは店構えからして立派だし、 それをテイクアウェイショップと比べるなんて。」 今まで5ドルでおなか一杯になっていたのが 1品で10ドル以上だとやはり抵抗はある。」 「だから最初は、少しお金に余裕のある人たちの デートスポット的なレストランというような位置づけとしてとらえ
シェフの腕は一流だし、サービスも最高だから、 それに見合う値段は当然だと思っていたそうだ。」
この街の人たちはパンとチャイニーズフードに慣れ親しんでいた分 新しいものには少し抵抗を感じる人が多かったそうだ。 クオリティを犠牲にして値段を下げれば、 それではパンとチャイニーズフードとタイフードが同列になってし
それではダメなんだ。 自分たちが売っているのはタイフードではなくタイ文化なんだ、 「その頃、 オーストラリアはもう英国のほうを見て行動するのではなく、 自分たちはアジアの一員であるという考えだよね」 マルチカルチャリズムという風潮に乗って 劇的に変わっていくだろうと読んでいたんだ。」 しかし、 皆の意識が変わってきたんだよ。」
値段が高くても、今まで食べたことのない料理に みんながチャレンジしてくるだろうと思ったんだ。
そして同じような考えを持った様々な国からの移民の人たちが 一気にハイクオリティーの料理を提供するレストランを 競うようにオープンしてきたのが1990年代なんだ。」
カルチャーに変化を加えようとしたことが、 当時の政策ともマッチして成功したんだ。」
テイクアウェイ(take away)と表現します。
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